Last modified: Thu Jun 22 02:44:36 JST 2000
各バージョンの変更点について
(ここに挙げる以外にも、
細かなコードの変更・改良が行なわれています)
- 2.1.57 をベースとした Linux/98 カーネルのリリースは、
これが最終版となる予定です。
- プライマリIDEハードディスク専用のドライバ
(
drivers/block/hd.c
) が 98 でも使えるようになりました。
- GNU Assembler の最近のバージョン (2.9.5 など) に対応しました。
- BIOSを使用したPCIアクセスに対応しました。
- コンソールで gpm を使ったときカーネルメッセージが大量に出力される問題を
修正しました。
- COM3、COM4 を使えるようにしました。
- APMまわりを少し修正しました。
- CバスSCSIボードのSMIT転送モードに対応しました。
ただし十分にテストされていません。
- デフォルトのカーネルコンフィギュレーションを98向けに修正しました。
- ハードウェアの世代ごとに分かれていたシリアルドライバが統合されました。
- IDEおよびSCSIのディスクドライバをモジュール化できるようになりました。
- コンソールの背景色の扱いが改良されました。
- 3COM EtherLinkIII に対応しました。
(岩永 修様のコードによります。)
- 未使用でない全てのパーティションを認識するようにしました
(FAT32 のパーティションとも共存できるようになりました)。
- 一部の PC-9801-55 互換ボードの FIFO 転送に対応しました。
- 16MB以降にのみ増設されるメモリに対応しました。
- これまで「β-XXX」と表記していたバージョン番号を、
「Rev. XXX」とするようにしました。
- (CD-R 版のみ) SCSI CD-ROMドライブからの直接ブートに対応しました。
- キーマップのシンボルのいくつかを変更しました。
- ESCキーのマッピングを変更できない不具合を修正しました。
- 98で表示できない文字の代わりに別の文字を表示させる機能を追加しました。
- 2.2 系カーネル用のNE2000互換ボード用のドライバを共用するようにしました。
- SCSI のデバイスタイプの表示を誤るバグを修正しました。
- コンソールで、 Raw、EUC モードでもカナを入力できるようになりました。
- Contec C-NET(98)/E・L 対応のコードを追加しました。
(β-012 では、ミスにより対応コードが含まれていませんでした。
おわびします。)
- Sound Blaster 16 for PC-9800 用のコードを追加しました。
- マイクロコア MC16550II 用のコードを追加しました。
(以上3点のコードは、山下 頼俊様によるものです。)
このバージョンの CD-R に収録したインストールディスクイメージには
誤りがあり正常に動作しません。 β-016 の CD-R をお持ちの方は、
Linux/98 β-016 の修正のお願いのページ
をご参照のうえ修正をお願いします。
β-014 → β-015 (1998/12/24)
- コンソールで文字のアトリビュートがスクロールしないことがあるバグを修正しました。
- gcc 2.8 対応パッチを組み込みました。
- 旧タイプのプリンタポート用のドライバを追加しました。
β-012 → β-014 (1998/12/19 CD-R & diff only)
- コンソールに、スクリーンブランクを実装しました。
VESA ディスプレイの制御にも対応しています。
- 一部の X サーバの使用中にカーネルメッセージが出力されると
ハングしていたバグを修正しました。
- 1232KB のフロッピーディスクを使って zImage を起動できるようになりました。
β-011 → β-012 (1998/12/08 CD-R & diff only)
- Contec C-NET(98)/E・L (Cバス イーサネットボード) をサポートしました。
(コードを提供していただいた山下 頼俊様に感謝します。)
- コンソールで、 DEC グラフィック文字出力時に
桁ずれが起きていたのを修正しました。
(NetHack が DECグラフィックモードでも少し遊べるようになった?)
- 起動時のバナーおよび
/proc/version
からβリリースの番号を
参照できるようになりました。
このバージョンの Contec C-NET(98)/E・L サポートでは、
必要なソースファイルが更新されていない
ことが後日判明しました。この問題は β-016 で修正されています。
β010 → β011 (1998/11/02 CD-R & diff only)
- PC-9801-107/108 (Cバス用イーサネットボード) ドライバを修正しました。
(コードを提供していただいた西塚 博文様に感謝します。
追加が遅くなり、申し訳ありません。)
- ICM製 Cバスイーサネットボードのドライバを追加しました。
(コードを提供していただいた山下 頼俊様に感謝します。)
- 1.25MB(1232KB) フロッピーディスクをサポートしました。
このバージョンのフロッピードライバはディスク交換を
検出できないため、フロッピーのデータを破壊する恐れがあります。
このバージョンをお使いの方は、β-012以降にバージョンアップをお願いします。
β-009 → β-010 (1998/09/16 CD-R only)
- COM1 対応 (モデム制御は、完全でない可能性があります。)
- C-Bus Ethernet Driver に必要なファイルが不足していたのを追加。
- bzdisk 対応。
- XF86_EGC の動作に必要なコードを追加しました。
β-008 → β-009 (1998/09/05)
- キーボード、コンソールのバグ修正
- 一部の IDE BIOS 塔載機で起動が遅いバグを修正しました。
- A20 Line の解除方法の変更
- Enhanced Real Time Clock Driver
互換のカレンダ時計ドライバを追加しました。
- C-Bus Ethernet Driver (LA98/LGY98/EGY98/NE2098/...)を作成
- grubinst をパッケージに追加
- Plug and Play サポートソフト を追加
β-007 → β-008 (1998/06/16)
- PC-9801-107/108 (Cバス用イーサネットボード) 対応ドライバを追加しました。
(コードを提供していただいた西塚 博文様に感謝します。)
- Linux/98 用 clock をパッケージに追加。
β-006 → β-007 (1998/06/06)
- SMP に対応
- mpu401.c の修正
(ご指摘をいただいた樽石 将人様に感謝します。)
β-005 → β-006
- インストール・ディスクのカーネルオプションを変更しました。
カーネルそのものに変更はありません。
β-003 → β-005 (1998/05/17)
- サウンドカードドライバで、
PC-9800 シリーズ対応の変更が全く含まれていなかったのを修正しました。
- カーネルソースの RCS ID が変になっていたのを修正しました。
β-002 → β-003 (1998/05/??)
- fdisk98 のバージョンアップ
- カーネルのデバッグメッセージが、
デフォルトではプリンタに出力されないようになりました。
β-001 → β-002 (1998/05/01)
- パーティションを正しく認識しないのを修正しました。
- 一部のマシンで、起動しない可能性があるのを修正しました。
- コンソールが、JIS-X-0201 片仮名 (``
ESC ( I
'')
をサポートしました。
α-010 → β-001 (1998/04/28)