本ドキュメントでは、PPP over SSH のクライアント側の設定の方法を説明します。 サーバ側の設定については、
http://www.kmc.gr.jp/projects/vpn/
にあるサーバの設定方法のドキュメントを参照してください。
本ドライバは Windows 2000 と Windows XP 専用です。 Windows 98/Me をお使いの方はお使いのプラットフォーム用のドライバがリリースされることを祈ってください。それ以外のプラットフォームへの対応の予定は今のところありません。ドライバのアンインストールは後述の「ドライバのアンインストール」を参照してください。
ドライバを 2 つ同時に入れることはできません。ドライバを再インストールするときは、あらかじめデバイス マネージャから PPP Tunnel Device Driver を削除してからドライバをインストールしてください。
[スタート メニュー]-[設定]-[コントロール パネル] を選択します。
[ハードウェアの追加] をダブルクリックします。
[次へ] をクリックします。ハードウェアの自動検出が始まります。
既にこのハードウェアをコンピュータに接続しているかを尋ねてくるので、[はい、ハードウェアを接続しています] を選択してから [次へ] をクリックします。
ハードウェアの一覧から [新しいハードウェア デバイスの追加] を選択し、[次へ] をクリックします。
インストール方法を選択する画面では、[一覧から選択したハードウェアをインストールする] を選択し、 [次へ] をクリックします。
ハードウェアの種類から [ネットワーク アダプタ] を選択し、[次へ] をクリックします。
ハードウェアの選択画面の右下にある [ディスク使用] をクリックします。
製造元のファイルのコピー元を入力する画面では、[参照] ボタンを押し、ドライバフォルダ内の "PPPTun.inf" ファイルを選択してから [OK] ボタンをクリックします。
一覧から "PPP Tunnel Device Adapter" を選択して、[次へ] をクリックします。
インストールするハードウェアが "PPP Tunnel Device Adapter" であることを確認して、[次へ] をクリックします。
ドライバが署名されず、検証されていない旨を示すダイアログが表示されるので、[続行] を押してインストールを続けます。
[完了] を押してインストールを終了します。
PPPTunUtil をダブルクリックします。
[次へ] をクリックして次の画面に進みます。
インストール先のフォルダを変更する場合は直接入力するか [参照] ボタンを押してインストール先を変更します。
[次へ] をクリックしてインストールを開始します。
[完了] をクリックしてインストールを完了します。
不幸にして Windows の起動に失敗するようになってしまった場合は、 Windows 起動中に [F8] キーを押して、セーフモードで起動して 1. と 2. を行い、再起動して 3. 以降を行ってください。
[マイコンピュータ] を右クリックして、[プロパティ]-[ハードウェア]-[デバイスマネージャ] でデバイスマネージャを表示します。
[ネットワークアダプタ] の中にある "PPP Tunnel Device Adapter" を右クリックして [削除] を選び、ドライバをアンインストールします。
[スタート メニュー]-[設定]-[コントロール パネル] を選択します。
[プログラムの追加と削除] を選択します。
現在インストールされているプログラムのリストから "PPP over SSH" を選択して、 [削除] ボタンをクリックし、サポートソフトウェアをアンインストールします。
本章以降の内容はPPP over SSHサーバが設定されており、サーバ側で PPP over SSH 用のユーザが作られていることが前提です。また、あらかじめ PuTTYgen.exe (サポートソフトをインストールしたディレクトリにつくられます)を使って鍵のペアを作り、サーバ側に鍵を登録しておく必要があります。
[スタート メニュー]-[設定]-[コントロール パネル] を選択します。
[PPP over SSH] を選択します。
新しく接続先を作成する場合は [追加] を押します。接続先を変更したい場合は変更するプロファイルを選択した後 [設定] を押します。
[接続名] に 32 文字以内でプロファイル名を指定します。
[接続先ホスト名]、[ユーザ名] に必要な情報を入力します。
[秘密鍵の位置] には PuTTYgen.exe で生成した *パスフレーズなしの* SSH 秘密鍵ファイルの位置を入力するか、[参照] でファイルの位置を参照します。
[プロトコル バージョン] に使用する SSH プロトコルのバージョンを指定します。
[OK] をクリックしてプロファイルを保存します。
[閉じる] をクリックしてダイアログを閉じます。
[マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
[ネットワーク タスク] から [新しい接続を作成する] を選択するか、[新しい接続ウィザード] を選択して新しい接続ウィザードを起動します。
[次へ] をクリックしてから、[職場のネットワークへ接続する] を選択して [次へ]をクリックします。
VPN を作成しますが、ここでは [ダイアルアップ接続] を選択してから [次へ] をクリックします。
会社名に好きな名前を入力してから [次へ] をクリックします。
電話番号に設定ツールで指定したプロファイル名を入力してから [次へ] をクリックします。
好みで [ショートカットをデスクトップに追加する] にチェックを入れて、[完了]をクリックして設定を完了します。
[マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
[ダイアルアップ] の中にある作成した接続アイコンをダブルクリックします。
PPP over SSH サーバが PPP レベルで認証を必要としている場合は [ユーザー名] と [パスワード] に必要な情報を入力します。
[ダイアル] に設定ツール名が入力されていることを確認してから [ダイアル] をクリックします。
※PPP over SSH で接続した先からインターネットを利用しない場合は、以下の設定が必要です。
[マイ ネットワーク] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
[ダイアルアップ] の中にある作成した接続アイコンをダブルクリックします。
[〜へ接続] の [プロパティ] をクリックします。
[〜] の [全般] が表示されます。[ネットワーク] タブをクリックします。
[〜] の [ネットワーク] が表示されます。[インターネットプロトコル(TCP/IP)] を選んで(注意:チェックボックスのチェックを外さないように)、[プロパティ] をクリックします。
[インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティ] が表示されます。[詳細設定] をクリックします。
[TCP/IP 詳細設定] が表示されます。[リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う] チェックボックスのチェックを外します。順に [OK] を押して[〜へ接続] まで戻ります。設定完了です。