AS59128 KMC-AS
KMC は 歴史が長い組織 です。長い歴史の中、KMC は JPNIC 以前の時代に直接 IP アドレス割当てを受けており、歴史的経緯を持つプロバイダ非依存アドレス (歴史的PIアドレス) を持っています。
このアドレス帯をしっかりと整備して貴重なアドレスを有効活用できるようにしつつ、eBGP による対外接続を行いフルルート運用の実験や学習を行う事を目的に、2016 年末から準備を始め、2017 年始め AS59128 を取得、対外接続が開始されました。
このページでは、当団体のネットワーク構成および Peering Policy を掲載します。
バックボーン
拠点
- 関西
- box2 (京都市内にある部室)
- 関東
- srh (東京都内の部員の自宅)
- srh738 (アット東京 CC1)
- vulhnd (Vultr 東京リージョン)
(拠点間は IPIP (ip6tnl) で接続)
対外接続
KMC では 2024 年 10 月現在、下記の組織と接続しています。可能な限り複数拠点での接続による冗長化や効率・安定性を確保しています。
ASN | 接続先 | 種別 | 帯域 | 接続拠点 |
---|---|---|---|---|
AS59103 | ソフトイーサ株式会社 | Transit | 1 Gbps (tunnel) | box2 |
AS59105 | Home NOC Operators’ Group | Transit | 1 Gbps (tunnel) x3 | box2, srh, srh738 |
AS20473 | Choopa (Vultr VPS) | Transit | 1 Gbps | vulhnd |
AS150369 | TelHi Corporation | Transit | 1 Gbps (tunnel) x2 | box2, srh |
Peering Policy
AS59128 KMC では接続する AS は積極的に増やしたいと考えています。しかし、KMC は非営利のコンピューターサークルであることから、資金や機材に大きな制限があります。 その関係で接続方法や接続数に大きな制限があるため、下記のような基準を設けています。
下記の基準を満たしていてもピアリングを保証する事はできません。また、満たさない場合でも条件によっては可能な場合があります。 お気軽に連絡先へお問い合わせください。
基準
- Peering DB またはその他の手段で運用情報が公開されていること
- IRR に適切なオブジェクトが存在すること
- 運用に関する連絡手段があること
技術的要件
回線
前述の通り KMC は非営利で運用されている組織であることから、こちらでは高価な専用線やダークファイバーを用意できません。 そのため、こちら側で準備している接続方式は以下になります。下記に該当しない方式の場合はご相談ください。
- インターネットを利用したトンネル接続 (IPv6 or IPv4)
- NTT 西日本・東日本が提供するフレッツ・光ネクスト (NGN) の IPv6 オプションでのトンネル接続
トンネル方式: IP over IP (ipip/ip6ip, ip6tnl), EtherIP, GRE
トラフィック条件
最低条件はありません。
ルーティング
- 広報
- AS-Set AS-KMC に含まれる経路を広報します。
- MED 値は送信しますが、評価頂くことは必須ではありません。
- 受信
- IPv4 は /24, IPv6 は /48 が原則としての最小です。事情によってはこの限りではありません。
- 複数の接続がある場合 MED 値は標準で評価します。
- AS パス, 経路フィルタを行います。
Peering 解除
当団体のネットワークの安定性に影響がある場合、上記基準を満たさなくなった場合、ピアリングを解除させていただく場合がございます。